茶樹と品種について

茶の学名はCamellia sinensis(L.)O.Kuntzeといい、ツバキ科に属する常緑の低木です。緑茶も紅茶も烏龍茶も、同じお茶の樹の新芽を摘んで加工したものですが、その加工方法が大きく異なります。発酵方法の違いにより、その製法に最適な品種は異なります。日本の緑茶は基本的に中国種に分類されます。

◆品種による分類と用途
・中国種(日本茶向き)
葉が小さくて丸く、潅木(かんぼく...低木)で寒さに強い
主に不発酵茶や半発酵茶用に栽培される。日本・中国に多い 「やぶきた」は中国種。


・アッサム種(紅茶向き)
葉が大きくて先が尖り、喬木(きょうぼく...高木)で寒さに弱い
インド・スリランカ・インドネシア・アフリカ諸国などを中心に紅茶用として栽培されている。


・アッサム雑種
中国種とアッサム種の中間種
日本でも紅茶用品種として栽培されていた。

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