茶匠とは

茶匠,全国茶審査技術競技大会,9段,代表取締役:黒木信吾,黒木の想い

一般的には、全国茶審査技術競技大会で段位を獲得した人のことを言います。
茶業界では全国茶業青年団主催で、茶の鑑定力を競う茶審査技術競技大会が静岡県、
京都府、東京等で毎年開催されていますが、新緑園の代表取締役:黒木信吾が
参加の度に好成績を積み重ね、最終的に9段位を取得することが出来ました。

この競技大会は、一見、見た目は同じ様な茶葉を見たり飲んだりしながら、
その産地、品種、茶期等を判別し点数を競う大会です。

なお9段以上は、全国的に見ても20数人しかいない狭き門です。
 
 

段位認定規約(全国茶審査技術競技大会段位認定規約)

全国茶業連合青年団(以下「本団」と称する)が発行し交付する段位認定証は、茶業を営む専門家としての茶の審査技術、鑑別能力が本団の主催する全国茶審査技術競技大会(以下「競技会」と称する)個人戦の部において、成績優秀と認められた者に限り、別に定めた評価基準に従って、当該競技者の競技会における得点に相応した「茶審査技術者」として授与するものである。

但し、段位認定證を発行し、交付しようとする場合は、競技会の内容が少なくとも、外観による生産茶期別判定競技、浸出による茶品種鑑別競技、浸出による欠点茶鑑別競技、外観による生産地判定競技、煎出液服用による生産地鑑別競技の五種類の審査のうち、煎出液服用による生産地鑑別競技を含む四種類以上の組み合わせによる競技会でなければ、この規約を適用することはできないものとする。

〔段位認定基準〕
 
段位の認定は、当該競技会の総合計点に対し、当該競技の総得点が、次の認定基準に到達した者に対し、段位の認定證を授与することができるものとする。
 
◇初段位50%(20点以上)
◇二段位55%(22点以上)
◇三段位60%(24点以上)
◇四段位65%(26点以上)
◇五段位70%(28点以上)
◇六段位75%(30点以上)
 
〔昇段基準〕
 

(1)七段位以上の段位の認定は、次の昇段基準に従って段位の認定證を授与することができるものとす。

◇七段位
既に、六段位認定證取得者で、当該競技会の総合計点に対し、当該個人の総得点が80%(32点)に到達した者に限り授与することができるものとする。

◇八段位
既に、七段位認定證取得者で、当該競技会の総合計点に対し、当該個人の総得点が80%(32点)に到達した者に限り授与することができるものとする。

◇九段位
既に、八段位認定證取得者で、当該競技会の総合計点に対し、当該個人の総得点が80%(32点)に到達した者に限り授与することができるものとする。

◇十段位
既に、九段位認定證取得者で、当該競技会の総合計点に対し、当該個人の総得点が80%(32点)に到達した者で、本団を構成する団長会議の推薦を得た者に限り授与することができるものとする。

(2)初段から五段までの既得有段者に対する昇段は、〔段位認定基準〕を適用し昇段することができるものとする。但し、既得段位と同率の認定基準となった場合は、既得段位からそれぞれ一段位ずつ昇段することができるものとする。

 

全国茶審査技術競技大会とは

http://www.geocities.jp/tochakai/page006.html
「全国茶業連合青年団」主催の、日本茶業界の商工業分野で最も権威ある、お茶の鑑識眼を競う競技会です。約半世紀の歴史を持ち、優勝者には農林水産大臣賞が授与されます。

競技規定
 

1.競技

競技は下記の通りとする。
第一審査 浸出による茶品種鑑別競技。(荒茶)
第二審査 外観による生産茶期別判定競技。(荒茶)
第三審査 外観による生産地判定競技。(仕上茶)
第四審査 煎出液服用による生産地鑑別競技。(仕上茶)

 

2.競技方法

(1)第一審査(浸出による茶品種鑑別競技)
A、資料茶は、次の各茶業試験場調製による平成16年度産品種茶で、次の品種銘茶の荒茶7種の中より5種選ぶ。
  おくみどり、さやまかおり、おくひかり、ゆたかみどり、かなやみどり、さえみどり、ふうしゅん
B、資料茶にはア・イ・ウ・工・オの符号をつける。水は上水道を使用する。茶量は4g。
C、5種を1卓とし、各卓5人で一斉に審査する。
D、審査時間は、5種を5分間とし順次移動して鑑別する。
 

(2)第二審査(外観による生産茶期別判定競技)
A、資料茶は、茶業試験場調製による平成16年度産1.2.3番茶(荒茶)各1点と、その内いずれか2点の5種とする。
B、資料茶にはア・イ・ウ・工・オの符号をつける。
C、5種を1卓とし、各卓5人で一斉に審査する。
D、審査時間は、5種を5分間とし順次移動して判定する。

(3)第三審査(外観による生産地判定競技)
A、資料茶は、本団に所属する各都府県の茶業青年団から提出された卸価格1kg当たり6,000円の煎茶で、次の産地銘柄10種とする。
B、資料茶にはア・イ・ウ・エ・オ・カ・キ・ク・ケ・コの符号をつける。
C、10種を1卓とし、各卓10人で一斉に審査する。
D、審査時間は、10種を10分間とし順次移動して判定する。

(4)第四審査(煎出液服用による生産地鑑別競技)
A、一席20人として、下記の煎出方法により行なう。
茶量10g、浸出時間1分30秒、湯量3デシリットル、水は上水道を使用し、煎出には網を使用する。
B、使用茶の銘柄、C使用茶担当区分
(花)卸価格kg当たり6000円 煎茶 東京茶業青年団
(鳥)卸価格kg当たり6000円 煎茶 静岡県茶業青年団
(風)卸価格kg当たり6000円 煎茶 京都府茶業連合青年団
(月)卸価格kg当たり6000円 煎茶 大阪府茶業青年団
(客)卸価格kg当たり6000円 煎茶 鹿児島県茶業青年団
D、席によって出し順は一定しない。
E、1回に5種5煎させ4回行なう。但し、2回目より5煎目を省略する。
F、競技に先立ち、使用茶を10分間回覧し予備審査を行う。

3.競技規則

(1)第一審査から第三審査までは、解答用紙の正解と思うものに○印を付す。訂正する場合は×印を付して後、新たに正解と思うものに○印を付す。

(2)第一審査から第三審査まではそれぞれ正解の総数を越え、もしくは1正解箇所に二つ以上の解答があった場合は、当該審査の得点を零点とする。但し、前記に抵触せず、かつ、正解の総数に満たなかった場合の正解者に対しては得点を与えるものとする。

(3)第四審査は、シールを貼付する事によって解答する。
A 貼付の方法
(ア)1煎ごとに1枚を解答板の所定の位置に貼付する。但し、5煎目のシールは、4煎目を飲み終わってから、4煎目のシールの下に貼付する。
(イ)貼付を誤り、他人の場所に貼付したものは、その回の競技は零点とする。
(ウ)他人の誤った貼付により貼付できない場合は、審判員に申し出て承認をうけるものとする。
(工)貼付後は、如何なる理由にても差し替えは認められない。
(オ)貼付は速やかに行ない、他人の貼付の援助もしくは妨害となる行為をしてはならない。
(カ)シールの貼付は係員の指示に従って速やかに行うこと。
B 言語動作
(ア)競技中は、審判員への質問のほかは言語を発することを禁じる。
(イ)競技中質問がある場合は、手を上げる。
(ウ)競技中は禁煙とする。
(工)審判員が不審と認めた場合は、審判員の協議の上、減点もしくは失格の処分を行う。

4.採点方法

(1)第一、第二の各審査を各々5点満点、第三審査を10点満点、第四審査を5点満点を四組とし、合計40点満点にて決する。

(2)個人戦順位の決定は次のとおりとする。但し、同点者の順位決定は(イ)・(ウ)・(エ)・(オ)・(カ)の順位により決定する。
(ア)総得点の多いもの。
(イ)全審査項目の各得点中満点の多いもの。
(ウ)全審査項目の各得点中零点の少ないもの。
(工)第四審査の合計得点が多いもの。
(オ)第三審査の合計点数が多いもの。
(カ)全審査項目の各得点中1点のすくないもの。
(キ)(ア)から(カ)の方法により最優秀者を決定できない場合、及び2位以下の順位決定の場合も、入賞資格者以上の同資格者のみにて抽選によりそれぞれ順位を決定する。

(3)団体戦順位の決定は次のとおりとする。
各地区団所属登録選手(8〜10名)の上位8名(事故及びその他の理由で8名以下となった場合は、出場者のみ)の得点を合計し、前項(ア)から(カ)の規定により決定する。これにても決らぬ場合は、個人順位の 高位者を出した団体を上位とする。

 

5.その他

その他の必要な事項は、大会長がこれを決める。

出典:全国茶業連合青年団「第50回通常総会資料」

 

茶鑑定力9段 茶匠 黒木の想い


お茶は農産物ですから、毎年毎年新しいお茶が目の前に並びます。

それらは全てが同じ物ではなく、香り、甘味、苦み、渋み、形、色が異なる品質を持っています。

その多種多様なお茶の最良のポイントを見極める力をつけることが、

お客様に本当に納得頂けるおいしいお茶をご提案することに繋がっていくと考えています。


  茶匠,全国茶審査技術競技大会,9段,代表取締役:黒木信吾,黒木の想い

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